SUTER industries スーターインダストリーズとは

SUTER industries スーターインダストリーズとは

SUTER industries(以後 スーター社)はバイクレースに限らずに、ハイテクソリューションを試作品市場に提供するスイスの国際企業です。

創業者のエスキル・スーター(Eskil Suter)氏は元々WGP(ロードレース世界選手権)を戦うレーシングライダーでした。
ライダーとしての一線を退いた後にSUTER industries の前身であるSuter Racing Techology (スーターレーシングテクノロジー)を設立。開発ライダー、設計者として世界選手権に参加を続け、最先端のエンジニアリングノウハウを培いました。
レースで得た世界のトップレベルのノウハウは、様々な分野でのマニファクチュアリングに必要とされています。
このノウハウは最適なソリューションを短時間で見つけ、あらゆる課題にレスポンスよく対応することが可能なため結果開発コストも大幅に削減します。
そのために現在のスーター社はあらゆるハイテクマニュファクチュアリング業界から必要とされ、建設現場機械やAmerica’s Cupに参加するようなヨット(モーターボート)、調査用戦車など様々なものを設計・製作を行なっています。
Eskil Suter (エスキル・スーター)氏
Eskil Suter (エスキル・スーター)氏
SUTER スーターファクトリ
SUTER社 外観
ファクトリーは最先端のエンジンダイノや5軸制御CNCマシン、3D FEM、CADなど専門的で洗練されたインフラが整っています。
これによりスーター社は設計から製造、テストを経て製品となるまで全て社内で行うことが可能なユニークな企業となりました。

SUTER MMX500
SUTER MMX500 2st V4 576cc

バイクレースの世界に関しては、90年代半ばよりエンジンパーツのサプライヤーとしてスタートし、様々なシステムやシャーシソリューションを提供してきました。
1999年はWGP500ccクラスMuZ500のシャーシを開発。日本のファクトリーマシンを相手に2度のポールポジションと多くのトップ10フィニッシュを飾っています。
その後は、Petronas FP1 スーパーバイク、Ilmor SRT X3、Kawasaki Ninja ZX-RR MotoGPマシンなどの開発や制作を担当しました。
そしてmoto2クラスが始まると共にコンストラクターとして参戦。3年連続でコンストラクターチャンピオンに輝いています。

現在は写真のMMX500を販売中です。
2st V4 576cc 195hp/127kgのモンスターマシンで、シャーシからエンジンまでスーターが制作。